2010/09/30

ヤーラ産オウゴンオニ 産卵ボトル

Allotopus moellenkampi ssp
(Allotopus moellenkampi moseri ?)
Yara,Thailand

セットから約1ヶ月経った産卵ボトル。
やはりオウゴンオニはカワラボトル産卵が楽です。
幼虫の食痕がたくさん目立つようになったので、割り出さなければならないのだが、時間が…。
またもや小型化は必至…(笑)


2010/09/29

エレガンスクワガタ 産卵セットの様子

Digonophorus elegans
Sikkim,India

産卵セットから約1ヶ月経った本日9/29の様子。
産んでそうな気配ではあるが、確認はできていない。
これまでの経験上、トンネル掘ってくれたら勝ちかな…と思っているんだが。
二層の材のうち、とりあえず上層の材の様子を撮影した。

全景












産卵痕


































木口には大きなトンネルが…。












こちらの木口にもトンネルが掘られている。

2010/09/25

ニグリトゥスフタマタ 産卵セット2

Hexarthrius nigritus
Khao Kheow,Nakhon Nayok,Thailand

【産卵セット】
2010/09/23
グローバル“DVマット”
ブナカワラ材
湿度:マット・材ともに高め
管理温度:24~26℃
13リットルコンテナ

今回はブナカワラ材の角材をまるっと1本使用する。
材は手で崩せるほどではないが、ほど良い軟らかさ。
おいしそうなカワラ菌の香りがする。












例によって十分加水したあと、幼虫の乾燥糞に数日埋める。












マットをしいた上に巨大角材をどこんと乗っける。













で、マットで埋めちゃう。
乾燥防止のため、ほとんど埋めてしまった。
何の飾りもない、これが漢の産卵セット!














一応、足木やら餌皿やら入れてますが…。

2010/09/23

カタグロカタハリカナブン

Ischiopsopha lucivorax
New Guinea
F5

【産卵セット】
2010/09/23
腐葉土主体の自作マット
(広葉樹の葉主体の腐葉土+無添加微粒子マット+ブンブンの糞)
湿度:やや高め
管理温度:26度前後
コバシャ中























産卵セット

2010/09/20

アーチェルニセヒラタ

Aulacostethus archeri
Trisuli,Nepal

もはや非常識なほどの小ささです。
顎にアーチェルの名残(笑)がありますね。

カンボジア産ギラファ 産卵セット

Prosopocoilus gilaffa giraffa
Canmodia

【産卵セット】
2010/09/19
マットのみ
マスターズ“産卵マット”+幼虫の糞、水分多め、堅詰め
管理温度 24~26℃
コバシャ中

ギラファはマットにも材にも産むが、最近は材割りがメンドイので、マットのみでセットしている。ケースの8割くらいまでマットを堅詰めしている。幼虫の糞の産卵誘引効果のほどは証明不能だが、まあ“おまじない”みたいなものだ。
産卵マットとしては、月夜野きのこ園の“きのこマット”やフォーテックの“MaxMatスーパー微粒子”を過去に使用して成績が良かった。
ちなみに、コストを度外視すれば菌糸産卵も有効で、カワラボトルやカワラブロックで簡単に産ませることができる。次世代で大型を狙うのであれば、この方法が一番楽だ。

♀はセットに投入するや、そそくさとマットに潜っていった(右下)

2010/09/19

カリン産オウゴンオニ 産卵セット

Allotopus moellenkampi ssp
Kayin,Myanmar
WILD

【産卵セット】
2010/09/18
“MAD 1400cc”
管理温度 23~24℃
コバシャ小

ボトルには♀が潜りやすいよう、あらかじめ穿孔しておく。












愛用の菌糸ほりツール。とても便利。












先端部分のアップ。これで菌糸をくりぬく。












くりぬいた菌糸はこちらからポイ。












ボトル・ゼリー・とまり木のみのシンプル・イズ・ベストなセット。
ケース内の乾燥にのみ注意。













今回使用するWILD♀。わりと大きめ。












ボトルの穴近くに♀を置いてやる。
こうしてみると非常にババっぽい。













約5分後の様子。
瞬く間にボトルに潜っていきましたとさ。

2010/09/18

オーベル・オーベル 産卵セット

Mecynorhina oberthuri oberuthuri
Tanzania
CB

【産卵セット】
2010/09/12
グローバル“DVマット” 
管理温度 26~28℃
コバシャ大

“DVマット”は自宅で半年ほど寝かせて発酵を進めてある。
したがって、購入したばかりのものよりもかなり色は濃い。

セットから6日目にゼリーを補充してやった。
餌皿は使っていないのは、どうせひっくり返されてしまうから。



 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

給餌中の小型♂

2010/09/16

カンチャナブリ産 オウゴンオニ 2

Allotopus moellenkampi ssp
(Allotopus moellenkampi moseri ?)
Kanchanaburi,Thailand
WF1

頭部覆面の半円形部分が横に長いのはババ的特徴。













上翅の黒帯はババのよう。
だが前胸側面の突起はモセリの特徴。

2010/09/15

新産地 ミャンマー産オウゴンオニ

カレン州(カイン州)(Kayin)のオウゴンオニについて、有名ショップ様(複数)では、ババ(ssp.babai)として販売しておられる。タニンダーリ管区(Tanintharyi)とカレン州そしてタイ・カンチャナブリ県(Kanchanaburi)の採集地は同一の山塊にあり、半径約50㎞(直径100㎞)の範囲内におさまるということを根拠とされているようだ。この見解に従えば、タイ・カンチャナブリ県のオウゴンオニもババということになる。確かになるほどと思えるところもある。

ただ一方で、馬場勝氏は、そもそも記載には誤りがあって、タニンダーリ管区で採れるオウゴンオニが全てババなわけではなく、沿岸部の特定地域のもののみがババだとされている。同じタニンダーリ管区でもタイの国境地帯のビラウタウ山脈で採集された個体については、馬場氏ご自身がババではないと判断しておられる(記載に基づけばババになるであろう)。タイのヤーラ県(Yara)の個体についても同様のご見解のようである。
(以上、KUWATA No.24 p28~参照)。

さらに、BE KUWA では、ビラウタウ山脈のタイ側であるカンチャナブリ県の個体とそれより南方のヤーラ県の個体は、モセリに分類されている。
(以上、BE KUWA No.14 p14参照)

ところで、私がブリードしたカンチャナブリ産のWF1♂個体群だが、2血統とも大顎先端の上下二又部分の下が長い・龍骨部が外向きになるというババの特徴2点については全ての個体が備えていた。一方、ババの重要な特徴のひとつである光沢については、正直かなり個体差があるように感じた。特に裏面(下面)は顕著であった。上翅の黒帯についても同様であった(ババは太くて境界が明確とされる)。一見してモセリとは異なると判断できるほどではなかった。そのほかの点については、現在ババを所有しておらず比較できないため、何とも言えない。
(以上、BE KUWA No.14 p15参照)


そのようなわけで、アマチュアブリーダーである私としては、タイ及びミャンマーの新産地オウゴンオニとババとの関係は「判らない」とするしかない。個人的な見解としては、私はババの記載そのものに懐疑的なのだが、それは置いておくとしよう。当ブログではしばらくはミャンマー・カリン州、タイ・ヤーラ県、タイ・カンチャナブリ県のオウゴンオニを全て、
Allotopus moellenkampi ssp
で通そうと思うので、ご了解いただきたい。

幸い3産地のオウゴンオニ全てを入手できたので、なるべく多く次世代の♂を得て、比較検証してみたいと思う。

2010/09/14

カンボジア産 ギラファノコギリ

Prosopocoilus gilaffa giraffa
Canmodia

採集地は“クラバン山脈”とのこと。
カンボジア産は原名亜種だったと思う。
今期初入荷の触れ込みで2ペアのみ。

WILD 88㎜ ♂

2010/09/12

新産地 ミャンマー産オウゴンオニ

Allotopus moellenkampi ssp
Kayin,Myanmar

カレン州(カイン州)(Kayin)は、ババイの産地タニンダーリ管区(Tanintharyi)の北部に位置し、タイ・カンチャナブリ(Kanchanaburi)からは北西にあたる。これまでのタイ産およびミャンマー産オウゴンオニの産地よりも緯度が高い地域からの採集で興味深い。というより、ミャンマーの新産地ということだけでとてもすごいことだと思うのだが…。

WILD ♀ 未計測
現状、色は悪い(苦笑)が状態はとてもよい。

2010/09/11

ハリシ 産卵確認

Megalorhina harrisi eximia
Cameroon

比較的産卵は容易な種だが、よく産んでいるようだ。
マットの表面にもいくつか卵が確認できたので、埋め戻しておいた。












2010/09/10

“blue leg cricket” ペアリング

以下海外情報

“blue leg cricket”
Madagascar

手入れの簡便さを優先して、床材はキッチンタオル、シェルターは紙コップといういつもの飼育セットだ。ただし、多湿の環境を好むので、加水したモスを入れたプリンカップの水場を複数設置し、霧吹きも1日2~3回程度行っている。ただし、乾燥を防ぎつつも通気性は確保されなければならない。どのような虫にとってもケースの蒸れは好ましくない。

肉食性が高く共食いもあるということだったので、幼体時には個別飼育してきたが、アダルトになったペアを同居させてみた。
ひとつのシェルターに同居し、うまくつがっているように見えるが…。
間もなくすれば、産卵セットにシフトしようと思う。

下が♂、上にへばりついているのが♀。

2010/09/06

フクエアオカナブン 産卵確認

Rhomborrhina unicolor fukueana
長崎県五島市福江島

ケース側面に幼虫が確認できるようになった。

こうして拡大してみると微粒子高発酵マットというのも…。

2010/09/05

“blue leg cricket”

“blue leg cricket”
Madagascar

脱皮直後の♀
脱いだ皮を食べている。

2010/09/02

中国産 コンフキウスノコギリ

Prosopocoilus confucius
中華人民共和国 江西省 大瑤山

どうも現在のセットではマットが気に入らないのか、トンネルを掘るのみで産んでいる気配が全くない。マットが再発酵して温度が上がっているわけでもない。♀はまだ欠損もなく元気なので、思い切ってちょっとリッチにカワラボトル産卵に切り替えた。コンフキウスで試したことはないが、ノコではギラファやスペンスで成功している。

【産卵セット】
2010/08/26
“MAD 1400cc”
管理温度 23~24℃
コバシャ小

人が穿っておいた穴を無視して自分でぶち抜いて潜っていった。